司法改革3
利用しやすい裁判所
同じ訴訟でも申立てる請求賠償額で申立手数料が違います。
請求賠償額で裁判官は審理に差をつけるのでしょうか?
おかしいと思いませんか?
多くの人は裁判所を利用する事があまり無いと思います。
その上本人訴訟をする人はさらに少ないので、裁判所に訴訟を起こす際の手続きが、現代に合わない仕組みのままだったり、そもそも変?と言うことに気付いていないと思います。
でも、裁判所は立派な行政の住民サービスの一つで、国民の税金で運用していますので、もっと利用しやすく改善する必要はあると思います。
改善すべき所はいつくもありますが、先ずは訴訟提起する際にかかる費用の仕組みの改善から進めたいと思います。利用する国民に直結する事ですから。
例えば損害賠償請求訴訟申立にかかる申立手数料。
同じ訴訟でも申立てる請求賠償額で申立手数料が違います。
裁判官は請求額で審理に差をつけるのでしょうか?
真理の手間が変わるのでしょうか?
事件が変わらないなら、そんな事ないはずです。
名誉毀損、怪我や精神的な被害で、申し立てる人が賠償額を100万円とした場合と1,000万円とした場合で裁判に差をつける等ないはずですし、あってはなりません。
そうすると申し立て費用の申立手数料(印紙代)が求める賠償額で変わるのは変です。
外国人に貴方の国の裁判所にそんな仕組みある? と尋ねた所、米、仏からは、そんな仕組みないと言われました。 リンクは米の訴訟申立手数料一覧です。
米国の訴訟申し立て費用一覧
また、申し立てする時、書面のやり取りに掛かる送達費で1円、5円、10円・・・500円まで細かく十枚、五枚、等合計6,000円分程切手を納めます。余れば返納です。
今時1円、5円、10円切手を数十枚返納されても使い道に困ります。
裁判所内でのコピーもコンビニの倍費用が必要です。
裁判所はコピーで利用者からお金儲けしているのでしょうか?
他にも訴訟申立てや書面は相変わらず紙の印刷物です。
裁判官も判決書をパソコンで作るのですから、今やデータでの提出で良いと思います。そうすれば書面郵送代の切手前納も不要です。
郵送費用や、訴訟費用等はカード決済やバーコード決済などいくらでもやり方はありますので、かかる費用や、書面提出方法も含めて改善して少しでも利用しやすい裁判所にしたいと思います。
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